清掃入札ガイド / 10

清掃入札の公告から落札と契約までの流れ

入札は条件を提示すること。
落札者の決定を経て、契約手続へ進みます。

案件の現在地をつかむ

提出した後にも、段階がある。

  1. 募集を読む公告・資料確認
  2. 参加を申し込む質問・参加手続
  3. 条件を提示する入札書などの提出
  4. 結果・契約へ開札・評価 → 落札者決定 → 契約・履行

基本の流れをまとめた図です。説明会の有無、資格確認や提案書提出の時期などは、案件ごとの日程に従います。

開札
入札書を開き、内容を確認する段階。
落札者決定
定められた方式で、契約相手となる事業者が決まる段階。
契約・履行
所定の契約手続を経て、業務を実施する段階。

落札方式で、評価の見方が変わる。

最低価格落札方式

条件を満たす有効な入札から、予定価格の範囲内で最も低い価格を基本に決定。

有効性や、適切に履行できるかなどの確認もあります。

総合評価落札方式

価格と技術提案などを、指定された評価方法で総合的に評価して決定。

配点・評価項目・必要な提案書を案件ごとに確認。

開札した時点で、必ず決まるとは限りません。
落札通知だけで作業を始めず、契約手続と業務開始の指示を確認します。

次は候補案件の「今の段階」「次の提出物」「期限」を一組で記録。資料交付・参加申請・入札書提出の期限を分けて控えましょう。

詳しい解説と公式資料

必要な項目を開いて確認できます。条件・例外・出典を含む本文を収録しています。

この記事の基本的な考え方

清掃入札は、案件の公表、参加手続、入札、落札者の決定、契約という段階を経て進みます。 開札と落札、落札と契約は、それぞれ区別して理解すると全体の流れが分かりやすくなります。

このページでは、一つの案件がどのように進むかを解説します。初参加に向けた自社の準備は、初めて清掃入札に参加する方法で確認できます。

公告から業務開始までの基本の流れ
  1. 公告:案件と参加条件が公表される
  2. 資料確認:手続と業務内容を把握する
  3. 質問・説明会など:不明点を確認する
  4. 参加手続:申請書や証明書類を提出する
  5. 入札:指定の方法で入札書などを提出する
  6. 開札・評価:入札内容を確認し、方式に沿って審査する
  7. 落札者決定:契約相手となる事業者が決まる
  8. 契約・履行:契約手続を経て業務を実施する

質問・説明会の有無、参加資格の確認時期、提案書の提出順などは案件により異なります。この流れを目安に、対象案件のスケジュールを読みましょう。デジタル庁の政府調達参加案内

公告は案件と参加方法の公表

公告とは、発注機関が案件や参加条件、手続を知らせるために公表する文書です。 案件名、履行場所、履行期間、参加条件、各期限などが記載されます。

この段階では、どの業務を、誰が、いつからいつまで発注するのかを確認します。公告から入札説明書や仕様書の入手方法へ進み、必要な資料をそろえます。

入札説明書と仕様書で手続と作業内容が分かる

入札説明書は参加条件と手続の詳しい説明

入札説明書には、参加条件、提出書類、入札方法などの詳細が記載されます。

仕様書は実施する業務の条件をまとめた文書

仕様書には、作業範囲、回数、時間帯、品質などの業務条件が記載されます。

本文だけでなく、別紙、数量表、図面、提出様式も対象です。訂正公告や差替えがあれば新しい版を確認し、質問への回答も読み合わせます。

説明会や現場確認が設けられている場合は、参加が必須か任意か、申込期限はいつかを確認します。質問は指定された方法と期限で行います。

参加手続では条件を満たす資料を提出する

発注機関は、指定された申請書や証明書類を基に参加資格などを確認します。提出先、様式、期限、電子・紙などの方法は案件ごとの案内に従います。

資格審査結果通知書や登録証明書、実績に関する書類など、求められる資料は案件によって異なります。追加説明を求められる場合の対応も確認しておきましょう。

3種類の期限を分けて理解する

期限何を終える期限か
資料交付期限入札説明書などを所定の方法で受け取る
参加申請期限申請書や資格確認資料などを提出する
入札書提出期限入札金額を記載した書類を提出する

これらが同じ日とは限りません。時刻、必着条件、質問期限、提案書期限なども含め、対象案件の一覧を作って確認します。

入札は契約を希望する条件を提出する段階

入札とは、定められた手続に従って、契約を希望する金額などを提示することです。 電子入札か紙入札か、入札書にどの金額を記載するかは公式資料に従います。

税の扱い、総価か単価か、必要経費をどこまで含めるかを確認してから提出します。総合評価方式などでは、入札書とは別に提案書等の提出が求められることもあります。

見積りの準備は、清掃入札の費用の整理方法を参考にしてください。

開札は提出された入札内容を確認する段階

開札とは、定められた日時・手続で入札書を開き、その内容を確認することです。 その後、案件に定められた方法で落札者が決まります。

開札した時点で必ず契約相手が確定するとは限りません。必要な審査や確認、同額の場合の扱いなどは、対象案件の規定に従います。

落札者は案件で定められた方式により決まる

落札とは、入札の結果、契約相手となる事業者が決まることです。 価格を中心に決める方式と、価格以外の評価も加える方式があります。

主な方式決定方法の考え方
最低価格落札方式参加条件などを満たす有効な入札の中から、予定価格の範囲内で最も低い価格を基本に決定
総合評価落札方式価格と技術提案などを、定められた評価方法で総合的に評価して決定

最低価格落札方式でも、入札の有効性や契約を適切に履行できるかなどの確認があります。総合評価では、配点や評価項目が案件ごとに異なるため、入札説明書や評価基準を読みます。デジタル庁の落札方式の説明

総合評価落札方式は価格と提案内容などを組み合わせる方式

横浜保土ケ谷中央病院の2026年8月7日公告「清掃業務委託一式」では、入札書と企画提案書による総合評価落札方式が採用されています。提案内容の評価点と価格点を合算した総合評価点数により落札者を決める例です。横浜保土ケ谷中央病院「清掃業務委託一式」2026年8月7日公告(JETRO掲載)

これは方式の違いを示す過去公告の事例です。現在募集中の案件としての案内ではなく、すべての清掃入札が同じ方式で行われるわけでもありません。

契約手続を経て業務の履行へ進む

落札者が決まった後は、契約書などの所定の手続へ進みます。必要な提出物、契約保証の扱い、契約締結の期限などは案件の案内に従います。

履行は契約で約束した業務を実際に行うこと

契約で定められた開始日に向け、配置体制や作業計画など必要な準備を整えます。

落札の通知だけで作業を開始せず、契約手続と業務開始の指示を確認してください。

次は候補案件の現在地を確認する

候補案件の公式ページを開き、「今はどの段階か」「次に必要な提出物は何か」「その期限はいつか」を確認してみましょう。募集状況と訂正・質問回答も併せて確認します。

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