清掃入札ガイド / 05

清掃入札の仕様書で確認すべき10項目

仕様書は、何を・いつ・誰の負担で行うかに分けると読みやすくなります。

10項目を、3つのまとまりで

面積だけで、見積へ進まない。

01

作業の範囲

①場所 ③対象・面積
④日常清掃 ⑤定期清掃

02

実施条件

②契約期間
⑥時間・曜日
⑦人員・責任者

03

負担・管理

⑧資機材・消耗品
⑨報告・検査
⑩施設ごとの個別条件

資機材=機械・道具など。資料によって項目名や記載場所は異なります。

1つの作業を抜き出す

「日常清掃あり」で止めない。

説明用の架空例 · 標準仕様ではありません

どこを
1階の廊下
何をする
床面のほこり・ごみの除去
いつ
開庁日に1回、開庁前の指定時間内
面積・根拠
別紙の対象面積と、資料のページを控える

分からない面積・回数は推測で埋めず、未確認に。

見積へ渡す前に確認。

10項目の詳しい確認内容へ ↓

詳しい解説と公式資料

必要な項目を開いて確認できます。条件・例外・出典を含む本文を収録しています。

この記事の基本的な考え方

仕様書では、清掃する場所だけでなく「何を・どれだけ・いつ・誰の負担で行うか」を確認します。 条件を項目ごとに整理すると、必要な人員や費用を検討しやすくなります。

総面積が同じでも、作業内容や頻度が違えば、必要な工数(人の数と時間を合わせた作業量)は変わります。面積だけで判断せず、別紙の作業一覧や図面も合わせて読みましょう。

仕様書は業務の中身を確認する資料

仕様書は、発注者が求める作業内容や実施条件を示す資料です。公告が案件の入口なら、仕様書は「受注した後に何をするか」を確認するための資料に当たります。

参加資格や提出方法は、公告・入札説明書などに分かれていることがあります。仕様書だけで参加条件まで確認できるとは限りません。

読む前に、資料名・対象年度・更新日を控えます。訂正公告や質問回答、差し替え資料が出ていないかも確認してください。資料同士に違いがある場合は、自分で都合のよい方を選ばず、発注者の案内に従って確認します。

まずは10項目を拾い出す
確認する項目資料から拾う内容
1 履行場所(作業する場所)対象施設、所在地、複数施設の有無
2 契約期間開始日・終了日、作業開始までの準備
3 清掃対象・面積部屋、床材、対象範囲、清掃面積
4 日常清掃作業内容、対象、実施回数
5 定期清掃作業内容、年間回数、実施時期
6 作業時間・曜日実施できる時間帯、休日の扱い
7 人員・責任者配置人数、資格、常駐・専任等の指定
8 資機材(機械・道具など)と消耗品用意するもの、支給品、費用の負担者
9 報告・検査提出する報告、点検、検査への対応
10 個別条件施設固有の作業、追加費用に影響する条件

これは読み落としを減らすための確認枠です。全案件に10項目すべてが同じ形で書かれているわけではありません。

日常清掃と定期清掃は作業内容まで分ける

日常清掃は日々の維持に関わる清掃、定期清掃は一定の間隔で行う清掃を指して使われます。ただし、具体的な作業や回数はその案件の仕様書で確認します。

「日常清掃あり」とだけ記録せず、対象・作業・頻度をセットにしましょう。床の清掃とトイレの清掃、床面洗浄と窓ガラス清掃では、作業の進め方も必要な道具も異なります。

確認メモは、例えば次のように1作業ずつ作れます。

記入例(架空の例であり、標準仕様ではありません)

  • 対象:1階の廊下
  • 作業:床面のほこり・ごみの除去
  • 頻度:開庁日に1回
  • 時間:開庁前の指定時間内
  • 面積:別紙の対象面積を転記
  • 根拠:仕様書の該当ページと別紙番号

面積や作業回数が分からなければ、空欄を推測で埋めず「未確認」と残します。

人員と資機材は自社判断と指定条件を分ける

必要な人員を考える際は、自社の作業計画に加え、資料に配置条件がないかを確認します。責任者の資格、常駐、専任などの指定がある場合は、その条件も含めて履行できるかを検討します。

資機材・消耗品は、受注者が用意するものと発注者から支給されるものを分けます。清掃用具だけでなく、保管場所や搬入条件など、資料に指定があれば併せて控えておきましょう。

報告書の作成や検査への対応も、作業を管理する時間に関わります。「清掃する時間」だけで見積を終えないことが大切です。

読み取った条件を原価確認につなげる
  1. 対象・作業・頻度・時間帯を整理する
  2. 自社の作業方法で必要な人数と時間を考える
  3. 人件費、資機材、消耗品、移動・管理等を確認する
  4. 不明点と確認先、質問期限を控える

原価の整理方法は、見積前に確認したい費用と工数で詳しく説明します。

見積へ進む前の確認

  • □ 公告・説明書・仕様書・別紙をそろえた
  • □ 訂正公告・質問回答・差し替え資料を確認した
  • □ 清掃範囲と対象面積を区別した
  • □ 日常清掃と定期清掃の内容・回数を確認した
  • □ 時間帯、人員、資機材の負担を確認した
  • □ 報告・検査等の管理作業を確認した
  • □ 不明点を残し、質問方法と期限を確認した

実際の案件で確認する

CREATIVE BIDの案件詳細を入口に、掲載された公式資料を開いて確認してみましょう。資料の不足や不明な条件があれば、発注機関の案内に従って確認してください。最終的な履行判断は、公式資料と自社の体制を照合して行います。

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参考にできる公式資料